2023年10月4日に始めてお店を開いた時のお話
場所は総武線沿いにある新小岩駅から徒歩4分にある居酒屋さんからスタート
そもそも何でカレー屋を間借りでやろうと思ったのかと言うと、
間借りとは既存のお店の営業していない時間をお借りして自分のお店を営業するので、
冷蔵庫や冷凍庫や物置など1部の場所しか使用出来ません。簡単に言うと少ないスペースで営業しなければならず、
しかも厨房機器も既存のお店の業態の物を使用するので正直使い勝手はよくありません。
なので自分のやりたい店というよりかその場所でやれる業態を模索して始めたのがカレー屋でした
カレー屋ならワンオペでも出来そうだし、キッチンの設備はガス台があれば出来るし、老若男女どの地域でも嫌いな人は少ないだろうと思いカレー屋にしました(ミートソースパスタ専門店と悩みました)
間借りのメリットとしては初期費用をかなり抑えられ(僕は200万借りて起業しました)
厨房機材も大抵貸してもらえるのでかなり助かります
正直これから飲食店を始める人がいたら間借りはかなりオススメです
居酒屋さんは夜からの営業なのでランチタイムをお借りしての営業日前日は友達数名に手伝ってもらい、朝から夕方まで準備を進めました
今も記憶に残るぐらい初めてお店を始める為の準備は吐きそうなぐらい大変で体力的によりも(19歳から飲食店で働いてたので意外と余裕でした)
精神的にしんどくて、
「明日から始められるのか?」とか
「お客さんは来てくれるの?」とか
「仕込みやらオペレーションは大丈夫かな?」とか
「このまま売れなくて資金が尽きたらどうしよう?」とか普段結構ポジティブな僕でも流石に不安になりました(笑)
不安が残る初日はお客さんの1言で全て救われました。
営業当日オープンして20分後ぐらいに女性のお客様1人でご来店。
その時提供していた飲むヨーグルトと牛スジカレーを注文
心の中では(美味しいと思ってくれてるかな?)とドキドキしていて、お会計の際軽く会話を挟んだ後帰り際に
「すごい美味しかったからまた来ます!」と一言。
オープン初日は大して宣伝もしていなかったこともあり来店人数は6名様で1日を終えましたが
最初のお客さんの一言があまりにも嬉しくこのオープン日までの苦労が全て報われた気がしました
(1日に6人しか来ていないので赤字ですが(笑)
今まで飲食店で働いていて「美味しかったよ」等の言葉はたくさん聞いていましたが、
いざ自分でメニューから価格帯からコンセプトから盛り付けから宣伝まで考えたサービスを褒めてもらえるのはこんなに嬉しいのかと衝撃的でした
とても達成感のある命を燃やしているような充実した1日が無事終わりました
これから先この働き方で自分自身と、来てくれたお客様と、今後一緒に働くかもしれないスタッフの人生を潤していきたいと
固く決意しました